- 先輩から受けた支援を後輩につなぐ。
奨学金は25年という歳月をかけて受け継ぐ
「たすきリレー」のようなものなんです。 -
話し手:慶應義塾常任理事兼 慶應義塾大学理工学部教授
岩波敦子
聞き手:卒業25年記念事業実行委員会副委員長 政治学科卒
野間省伸
奨学生のインタビュー動画は
コチラ
目的意識を持って、せっかく入学したのに経済的な事情で学業の継続が困難になり、苦労している塾生がたくさんいます。義塾は奨学資金の強化を図っていますが、支援できているのは、ほんの一部だけ……
私たち91三田会では、卒業25年記念事業として塾への寄付を行います。
募金活動を始めるにあたり、「寄付を一番有効に役立てる方法は何か?」という問題について、塾から意見を伺った上で、実行委員会で議論を行い、「奨学金の基金として充当するのが良い」との結論に至りました。
しかし、その時点で私たちは奨学金制度や奨学生についての理解がほとんどありませんでした。そこで塾の基金室で話を伺ったり、実際に奨学生にインタビューをしたりして奨学金の実情についての認識を深め、趣意書などを通じて皆さんにもご紹介してきました。
寄付金の募金活動もまもなく佳境を迎えます。この時期にあらためて同期の皆さんに奨学金の重要性についてご理解いただきたく、奨学金をご担当されている岩波敦子常任理事へのインタビューを企画しました。
私自身、学費に関して不安を持つことなく、「勉強したい」という気持ちを持ち続けられたのは、奨学金のおかげです
(野間)ご多忙のところ、お時間をいただきまして、ありがとうございます。さて、本日はズバリ、91三田会に寄せられた「奨学金って何? 寄付する意味あるの?」という素朴な疑問にお答えいただくために、岩波理事にお時間を拝借しました。ひとりでも多くの同期が理解を深めることで、すこしでも奨学生の助けになればと考えています。
さっそくですが、過去に奨学金をうまく活用して社会的に活躍した著名人はいらっしゃいますか?
(岩波)卒業生から「奨学金事業について聞きたい」と言われたのは初めてのことです。大変感激しています。ありがとうございます。
著名人の例になるかわかりませんが、教員の中には、奨学金のおかげで研究生活を続けてこられたという方が、たくさんいらっしゃいます。何を隠そう、私自身もそのひとり。大学1年のときに家族を亡くし、以来、大学院の博士課程を修了するまで、ほぼ、ずっと奨学金のお世話になってきました。その後もドイツ政府から奨学金をいただき、研究生活を続けることができました。当時の奨学金団体とは、今でもお付き合いさせていただいています。
(野間)それは知りませんでした。先生ご自身が奨学生でいらっしゃったんですね。
(岩波)はい、公募で教員として慶應義塾に入る直前まで、ずっと奨学金をいただきながら勉強を続けてきました。学費に関して不安を持つことなく、「勉強したい」という気持ちを持ち続けられたのは奨学金のおかげなんです。
奨学金制度には、大きく分けてふたつの目的があります。ひとつは困窮した中で、勉強を続けたいと思う学生のための経済支援、もうひとつがエリートを育てるための育英です。ふたつを厳密に分けるのは難しいですが、この両輪をもって奨学金事業は成り立っています。
(野間)今回私たち91三田会からご協力させていただく奨学金は、主に経済支援に役立てていただきたいと考えています。
(岩波)ありがとうございます。家庭環境や成績だけではなくて、目的意識をはっきり持って学業に励んでいる、将来を託したいと思える学生を選考させていただきます。
また、今回は学部生へのご支援をいただきますが、奨学金事業は多岐に渡ります。海外からの留学生に対しても支援をしていますし、在校生が海外に出て活躍していくための奨学金もあります。いろいろな形の奨学金事業を通じて、若い世代を支えたい。そのひとつひとつが未来への投資であるとご理解いただけたら、嬉しいですね。
「学問のすゝめ奨学金」を始めて、ちょうど4年が経ったところです。これまで201名の学生が利用しています。
(野間)私たち年度三田会のように、卒業生が個人単位でお金を集めて奨学金制度に寄付する例は、他の大学でもあるのでしょうか。
(岩波)どの大学でも、大なり小なり、卒業生からの寄付を基金化あるいは資金として奨学金事業に活用なさっているようです。他大学の制度がどのような内容かは、完全には把握しておりませんが、奨学生たちにとって、先輩の方々から、奨学金というかたちでご支援いただくのは、とても心強いことだと思います。
ところで、慶應義塾に「学問のすゝめ奨学金」があるのはご存知でしょうか。入学後の経済支援を約束する事前予約型奨学金で、いわゆる首都圏(東京・埼玉・神奈川・埼玉・千葉)以外の地方の優秀な学生たちに「もし受かったら奨学金でご支援します。ぜひ慶應義塾に来てください」とお声掛けしています。同種の奨学金は他大学も積極的に導入していて、早稲田大学にも「めざせ!都の西北奨学金」があり、規模の大きさが注目されています。近年、奨学金制度がメディアに取り上げられる機会も多くなりました。しかし、残念ながらまだ十分に認知はされていないようでもあります。慶應義塾も「学問のすゝめ奨学金」の認知度を今後さらに高めていく努力をしなければならないと感じています。
(野間)確かに地方の高校生は「やっぱり私立大学は高い。地元の国立だよな」と考えがちですよね?
(岩波)はい。そんなこともあり、慶應や早稲田などの私大はどうしても首都圏の学生の比率が高くなってしまいます。もちろん必ずしも悪い面ばかりではないのですが、地域三田会の塾員の方からは「もっと日本全国から優秀な学生が入学するようにしてほしい」とのお声をいただいておりました。そこで、2012年から「学問のすゝめ奨学金」を始めて、ちょうど4年が経ったところです。これまで201名の学生が利用しています。
(野間)早稲田のほうが、規模が大きいというのは、ちょっと悔しいですね(笑)。
(岩波)慶應義塾もさらに独創的な制度を始めようとしています。たとえば2016年度より開始する、大学院生を対象とした「研究のすゝめ奨学金」。これは、広い意味での研究者を育てるための奨学金です。
せっかくの機会なので少しだけ宣伝させていただくと、慶應義塾では200億円の基金を積んで、その運用益で奨学金を出しています。奨学金の基金の規模では慶應義塾がトップ。おそらく日本一大きい額だと自負しております。慶應義塾が奨学金事業に非常に力を入れていることは、私たち関係者の誇りです。と同時に、この基金の中心部分は卒業生からの募金・寄付によるものであり、みなさまのお力でこの200億円が積み上がっていることには、本当に感謝の念に絶えません。
卒業生からのご寄付は「夢を実現させてね。応援しているよ」という、現役生への心の支援
(野間)歪んだ見方をすると、200億円もあるなら、「もう寄付する必要ないんじゃない?」という声も出てきてしまいそうですが……。
(岩波)2014年度の例でいえば、塾内の各種奨学金制度に申請したのは延べ2,048名。そのうち、受給者数は671名。申請者全員に支援できてない上に、この基金をもってしても、まったく十分とはいえないのが実情なんです。
ニュース等でも取り上げられているように、昨今は金銭的に非常に苦労している学生が増えています。突然ですが、野間さんは学生時代、アルバイトをなさっていましたか?
(野間)そうですね、家庭教師とかやりました。
(岩波)私も奨学金をいただくだけでなく、家庭教師とかいろいろやりました。でも、今の学生たちは、私たちの時代よりも、アルバイトでお金を得ることがとても難しくなっているんです。求人があったとしても居酒屋とか、コンビニとか。家庭教師などに比べて時間的に拘束され、時給も安いものが大半です。収入の面で苦労している学生がとても多い。奨学金の選考で家計状況を見させていただくと、所得に相当な格差があることを実感させられます。ことに複数の奨学金に申請するという学生の実情に触れるたび、本当に苦労しながら、私学である慶應に来てくださっているんだな、ということを痛感させられます。
(野間)なるほど。学生をとりまく生活環境自体が変わってしまっているんですね。
(岩波)これも時代によって違うのですが、最近の学生は非常に真面目です。極めて目的意識が高く、授業の出席率もすーっごく高い(笑)。
(野間)耳が痛いです。私たちの時代はバブルだったから……。すみません。
(岩波)いえいえ、授業に出ていなくても、自分でやりたいことをしっかり見つけて、大きな広い意味でそれを育てていただく場が高等教育機関だと、私は思っています。学生にとって何より大事なのは「キャンパスで楽しい時間を過ごした」という思い。つらい現実だけでは、若者は育ちません。だからこそ、私たち大人が学生に夢を見せないと。
よく清家塾長が「マネーフロー」と「マインドフロー」という言葉ふたつを使って、「卒業生からのご寄付というのは、もちろんお金のご支援であるけれど、それと同時に学校あるいは現役生への心の支援でもある」ということをおっしゃるのですが、まさに奨学金事業は「夢を実現させてね。応援しているよ」という卒業生からのメッセージだと私も思っています。
(野間)今回、何人かの奨学生にお会いする機会があったのですが、みなさん、奨学金を支給されていることに非常に誇りを持っていらっしゃいました。それは岩波先生のご指導が素晴らしいからだと伺っています。
(岩波)いやいや、私は何も……。ただ、奨学金の申請に来る学生たちの面談をすると、経済的に非常に困りながらも、明確にやりたいことがあり、自分の生き方に誇りを持っているなと感心させられます。「自分の夢を実現するために、この奨学金が必要なんです」と堂々と胸を張って訴える方もいます。
ですから、昨年9月の奨学金授与証交付式後の懇親会の場では、「奨学金をいただくことを、後ろ向きにとらえる必要はない。全然恥ずべきことではなく、むしろあなたたちは選ばれた存在なのだから、誇りに思ってください」というようなことを申し上げました。
奨学生たちとたくさん接する機会を! 彼らのメンターになっていただけたら
(野間)少し話は逸れますが、実は私の会社の関連団体でも大学院向けの奨学金を設けていて、たいした金額ではないのですが、慶應だけでなく、約10の大学院を対象にお渡ししているんですね。で、各奨学生が毎月、財団までそれを取りに来るんですが、それが接点となり、交流の場みたいな感じになっています。
(岩波)素晴らしいですね。確かに各大学の中だけで閉じた奨学金以外にも、横に連携しているものもいろいろあって、たとえば多くの奨学財団で、各大学の奨学生同士が交流する場を設け、それをとても大切にしていらっしゃる。そういう機会が学生を育てるんですよね。
(野間)インタビューの冒頭で、先生ご自身が当時の奨学金団体と今もつながっているとおっしゃってましたが、それは素晴らしいことですね。私たち91三田会でも、奨学生とそのような関係を築けたらと漠然と考えています。恩着せがましくなく、それができれば。
(岩波)おそらく、奨学金を受給する学生たちも同じ思いだと思いますよ。実際、学生の中にはただ単にお金をもらうためだけではなく、その先に、先輩たちとのつながりを求めて、奨学金を申請する人もいます。年度三田会や職域三田会、地域三田会など、卒業生とつながりたいと思っている学生って、実はとても多いんです。
先ほど話に出ましたが、毎年9月の奨学金授与証交付式の後に懇親会を開き、指定寄付をいただいている各三田会や民間の奨学金団体の方々もお招きして、現役の奨学生と交流する機会を設けています。この懇親会をきっかけに、そのとき限りではなく、塾社中が末長くつながっていけたら理想的ですよね。
(野間)91三田会ということで、昨年9月1日を「91の日」と銘打ち、大騒ぎしたのですが、そこに奨学生の方もおふたり来てくれたんです。ちょっと酔っ払いの先輩が多くて、アウェイな面もあっただろうに(笑)。動じることなく、みんなのところを回って挨拶してくれました。こうやってつながることで、奨学生のみなさんに「自分たちを応援してくれる先輩方」として少しでも意識してもらえたならいいのですが。
(岩波)現役生にとって、先輩たちとつながることができるのは、本当に嬉しいことなんです。そういう機会を提供されたら喜んで行くと思います。むしろ、行きすぎるんじゃないかと心配なくらいです(笑)。
(野間)もしかしたら、私たちも彼らのいい相談役になれるかもしれません。たとえば、金銭的な支援以外に、何ができるでしょうか。
(岩波)独立自尊を大切にしている慶應義塾ですから、あまり手取り足取り指導しないのですが、たとえば、就職口を斡旋するという意味ではなくて、社会に出る心構えとか、出てからの経験談を語っていただくような場を作っていただけたら、学生たちも喜ぶと思います。塾生の就職率は非常に高いのですが、なかには学業・人物ともに優秀でありながら、なかなかうまくいかない学生もいるので。そういう人たちのメンターになっていただければありがたいです。いろんな職種の方の体験談は進路を考える際の重要な指針になると思いますので……。こういう応援、慶應義塾は強いですよね。
(野間)91三田会にはいろんな同級生がいるので、奨学生のみなさんを地元でインターン的に起用してみるとか、そういうニーズもあるかもしれません。
(岩波)正式なインターンとなると学校を通していただくことになりますが、あまり大学が介入しないでそういった交流ができるといいですね。大学としてご準備できることは限られてしまいますが、たとえばカフェテリアなどをご利用いただいて、奨学生と三田会のみなさまが年度の枠を越えて交流する場があると、次の年度の方にも奨学生のイメージが湧いていいかもしれません。
(野間)確かに、実際に奨学生の顔がわかれば、「お前ら、がんばれよ」って気持ちになりますよね。
(岩波)その通りです。みなさん、後輩が悩んでいたら、「ちょっと一杯飲みに行こう」って言ってくださると思うのですが、「寄付」と言われると、ハードルが高くなるのかな、という印象を受けるんですね。だからこそ、実際に奨学生たちに会っていただく機会はほんとうに大事だと思っています。
学生たちって、先輩が活躍していることが誇りなんです
(野間)寄付した側って、もちろん、変なことに使われることはないと信じていても、やはり実際どう活用されるのか気になってしまいます。だからこそ、奨学生たちとの接点ができて、彼らが活躍していく姿を見守っていけたら嬉しい。もちろんそれは、監視するという意味ではなく(笑)。
(岩波)私どもも、奨学生が在学中のみならず、卒業した後もみなさまとつながっていてほしいと願っています。というのも、学生たちにとって、先輩たちが活躍しているのが何より嬉しく、その後輩であることは誇りなんです。そういう方達にご支援いただいている奨学生は、選ばれたこと自体が大きな喜びとなるわけです。
ですから、慶應義塾としては、塾員の方々に各分野で活躍していただくこと、これがまず一番です。その上で、後輩たちを支援していただければ、なおありがたい。これぞまさに卒業生、在校生、そして教職員一体となって、慶應義塾を支えていく「社中協力」ですよね。この言葉、在校生は十分知らない気がするのですが(笑)。
(野間)卒業してから学ぶことって、本当に多いです。慶應の精神もそのひとつですよね。
(岩波)はい。特に奨学金事業は「慶應義塾は社中協力に支えられ、それを大事にしている大学なんだな」ということを認識する一つのきっかけになると思います。たとえば、慶應義塾維持会。その前身は、かつて慶應義塾が経営危機になった折、「もう義塾をやめても構わない」とおっしゃった福澤先生に対して、「いやいや、そんなことはない」と、卒業生の方たちが中心になって作り上げた慶應義塾維持金です。それが、福澤先生が亡くなられた後、あらためて慶應義塾維持会として発足したものです。そしてこの思いを引き継ぐかたちで、2007年に経済支援と育英を目的とした維持会奨学金が創設されました。これも、塾生たちに慶應義塾の精神を伝える教育の一助になっています。
「みんなでみらいへ」――卒業25年で結ばれた横の絆を、次は縦のつながりへ!
(野間)卒業後、連合三田会で友人がかなり増えて、今回、卒業25年という節目で、さらに増えました(笑)。
(岩波)人と人とのつながりって、学生の時代はそのとき限りと思っていても、ずっと続くものなんですよね。実は私も昨年が卒業30年で連合三田会の当番年だったのですが、友人たちが塾員の絆を大切にしていることを再認識することができました。よく「三田会の絆は強い」と言われますが、人生の節目節目にみんなで集まる機会を積極的に作るからではないでしょうか。
(野間)確かに、今でこそ91三田会としてすごく結びつきが強くなっていますが、正直24年目まではそれほどでもなかったんです(笑)。みんな、ずっとがむしゃらに走ってきたけれど、これをきっかけにつながりが続くといいなと思っています。同級生との新たな絆を大切にしたい。3月20日の大同窓会が本当に楽しみです。
(岩波)卒業25年をきっかけに、横の絆はしっかり結ばれていくと思いますので、今度はそれを縦につなげていただきたいです。連合三田会では10年ごとの先輩後輩とつながることができますが、その区切りとはまた違って、25年下の後輩と交流を深められるのが、慶應義塾ならではの年度三田会の魅力ですよね。
(野間)91の輪に、奨学生にも加わっていただければ、メンターのおじさん・おばさんとして、この上なく光栄なことです。私たちがこれまで得てきたものを惜しみなく伝えることで、一般の学生から「奨学生が羨ましい」って思われるくらいのネットワークが作れたら、なおいいですよね。
(岩波)いわば、年度三田会のみなさまからいただく奨学金は、25年という歳月をかけてつなぐ、たすきリレーのようなもの。自分が受けた先輩達からのご支援を、今度は自分たちが後輩に返す。先ほどの清家塾長の「マインドフロー」ではないですが、今後もつないでいっていただきたい。そういうご縁の始まりだと思っています。
(野間)せっかくのご縁なので、長く見守っていきたいです。奨学生が卒業してどんなところに巣立っていくのか。ひょっとしたら、今度は仕事で私たちとつながることもあるかもしれません。
(岩波)学生は未熟ですから、ときには失礼なこともあると思いますが、それも含めてご支援いただければ幸いです。一旦途切れたように思っても、そのたすきは、きっといつかまたつながる。25年の月日が経ち、「あぁ、先輩が奨学金をくださったんだな。支えられていたんだな」と思い出すんです。
(野間)「今度は俺たちが後輩たちを応援する番なんだぞ」って、そういうふうにつながっていければいいですよね。
(岩波)将来の奨学生達にとって、尊敬する先輩方とのつながりは、何にも勝る大きな心の支えです。それこそ慶應義塾が誇りにしてきた社中協力の精神なのだと思います。先輩から後輩へ。その思いがたすきリレーになって、次の世代につながっていく。繰り返しになりますが、奨学金は未来への投資とご理解いただき、ご支援をぜひよろしくお願いします。
(野間)奨学金は奨学生だけじゃなくて、そこから続いていく未来への投資。そのお言葉を同期のみんなにしっかり伝えたいと思います。
本日は素晴らしいお話をありがとうございました。
(岩波)「みんなでみらいへ」。とても素敵な合言葉ですね。 奨学生が、みなさんと一緒に、輝く未来へ大きな一歩を踏み出せることを期待しています。
企画・構成 卒業25年記念事業実行委員会
取材・文 福田千津子(文学部卒)